法定相続情報一覧図の作成

概要

法定相続情報一覧図とは
 法定相続情報一覧図は、法務局で作成される公的な文書であり、特定の人の相続に関する法定相続人の情報を一覧で示した図です。これは、相続手続きを行う際に、相続人が誰であるかを明確にし、相続の権利関係を証明するために使用されます。

記載する内容

 作成する書類の中で一番大変なのが、法定相続情報一覧図です。ひな形が法務局のホームページや下記にありますので、サンプルを見ながら埋めていってください。

被相続人
①最後の住所
②最後の本籍
③出生
④死亡
⑤(被相続人)の記載
⑥氏名

相続人
①住所
②出生
③続柄
④氏名
⑤(申出人)の記載 ※申出人の場合

管轄する法務局

 提出する役所は法務局になります。下記の中から最寄りの法務局に提出するとよいでしょう。
 (1)被相続人の本籍地(死亡時の本籍を指します。)
 (2)被相続人の最後の住所地
 (3)申出人の住所地
 (4)被相続人名義の不動産の所在地

必要書類

  • 申出書
  • 法定相続情報一覧図
  • 戸籍(被相続人の出生から死亡まで、相続人の現在の戸籍)
  • 戸籍の附票or住民票の写し(被相続人及び相続人)
  • 資格者代理人の身分証明書の写し(又は申出人)
  • 住民票の写しのコピー(原本還付を受ける場合)
  • 委任状

注意

 添付する戸籍謄本等は、コピーを添付しなくても原本還付されます。
ただし、申出人の住民票の写しは原則として原本還付されません。これは申出人の本人確認書類を兼ねている為です。コピーを添えて原本還付して欲しい旨を記載すれば、申出人の住民票の写しも返却されます。

費用

 費用はかかりません。何通取得した場合でも無料です。

最後に

 法定相続情報一覧図は、無料で一度作成すると戸籍何冊も持ち歩く必要もなく大変便利です。登記手続き以外にも、銀行や税務署に提出したりと幅広く利用できます。相続人が複雑でなければ、是非ご自分で取得してみて下さい。

ご不明な点等ございましたら、全国対応の当事務所にご連絡下さい。

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