自転車の相続について

 いまでは自転車は、ものによっては100万円を超えるような高級なものもあります。相続財産として相続人が譲り受けた場合、どのような手続きが必要になるのでしょうか?
 車のように所有者の記載がある車検証のようなものはありません、しかし、自転車は防犯登録がされています。この防犯登録の手続きをすることによって、新しい所有者に安心して引き渡すことができます。

防犯登録がされている自転車を相続した場合

  1. 防犯登録の抹消手続きをする
  2. 自転車を処分する(売却、自転車屋に買い取ってもらう)
  3. 抹消手続きをした控えを新しい所有者に渡す
  4. 新しい所有者は控えを持参して防犯登録を行う

1.防犯登録の抹消手続きをする

「自転車防犯登録所」の看板を掲げてある防犯登録所(自転車店・スーパー・ホームセンター等)に自転車と身分証明書、防犯登録カードなど(自治体によって異なります。)を持参して、防犯登録の抹消手続きをする。
東京都自転車商防犯協会
神奈川県自転車防犯協会
埼玉県自転車防犯協会
千葉県自転車軽自動車商協同組合
 防犯登録カードが無い場合は、購入したお店で数年間控えを保管していますので、写しを貰える可能性があります。
 防犯登録の抹消は概ね1~2カ月かかります。

2.自転車を処分する(譲渡・売却、自転車屋に買い取ってもらう)

 抹消手続き後、相続人が自転車を所有・利用しない場合は、処分してお金に換えるかと思います。その場合、防犯登録は必要ありません。ただし、買取業者によっては、抹消手続きが正しく完了しているか確認ができない為、所有者として相続人の防犯登録を一度お願いするケースもあります。

3.抹消手続きをした控えを新しい所有者に渡す

 新しい所有者が見つかり、自転車を引き渡す際に、防犯登録を抹消した際にもらった控えを渡して下さい。

4.新しい所有者は控えを持参して防犯登録を行う

 新しい所有者は、抹消の控えを持参して、最寄りの「自転車防犯登録所」にて防犯登録を行います。

最後に

 以上が、高級自転車を相続した場合に行う手続きになります。ご不明な点がある場合、手続きをお任せしたい場合は、当事務所までご相談ください。

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